ラズパイZero WにSambaを導入してファイルサーバーを作ってみた(覚書)
新たに正規のドアカメラが設置されて、自作ドアカメラに使っていたラズパイZeroが空いたので、NASを構築してみることにした。
まずはHDDのフォーマット。バッファローの新品のHDD。2T 。6000円くらいのちょっと古いやつ。
外付けHDDをUSB接続して認識されているかを確認。
sudo fdisk -l | grep /dev/sda
パーティションテーブルの設定
sudo fdisk /dev/sda
Command…:と出るので、
1. dでパーティションを削除
2. pで現在の状態を確認
3. nでパーティション作成
3b. パーティションナンバー、1
3c. ファーストセクター、2048
3d. ラストセクター、最大値
で作成。
4. pでパーティションが追加されていることを確認。
5. wで変更を書き込む
次に、ext4でフォーマット。基本的にはmacとiphoneなので。Windowsでの使用の想定なし。
sudo mkfs.ext4 /dev/sda1
マウントするディレクトリを作成。
sudo mkdir /mnt/hdd1
UUIDを調べる。
sudo blkid /dev/sda1
fstabを編集
まずバックアップ。
cd /etc sudo cp fstab fstab.bak
sudo nano fstab
UUID=XXXX /mnt/hdd1 ext4 nofail 0 0
を最後の行に追加してCtrl+Xでnanoを保存して終了。XXXXには上で調べたUUIDを記載。スペース区切り。イコールの前後はスペースなし。
sudo reboot
再起動後、マウントされていることを確認。
df | grep /mnt/hdd1
ここからはSambaの導入。
HDDに保存用ディレクトリを作成
sudo mkdir /mnt/hdd1/storage
書き込みできるように設定
chmod 777 /mnt/hdd1/storage
sambaをインストール
sudo apt-get install samba
(時間かかる)
共有フォルダを設定
その前に、confファイルを上の階層のetcにバックアップしておく。
sudo cp -p /etc/samba/smb.conf /etc/smb.conf.bak
nanoでsmb.confを編集する
sudo nano /etc/samba/smb.conf
[share]
comment = Network Logon Service
path = /mnt/hdd1/storage
guest ok = yes
writable = yes
force user = pi
を最終行に追加してCtrl+Xで保存してnanoを終了
sambaを再起動する。
sudo systemctl restart smbd
nmbdがマスクされているのでアンマスクして再起動させる。
sudo systemctl unmask nmbd sudo systemctl enable nmbd sudo systemctl restart nmbd
自動起動するように設定しておく
sudo update-rc.d smbd defaults
ifconfig (またはip addr)でIPを確認しておいてそのIPにCmd+K (Mac ファインダー)または、iphoneフォルダアプリのネットワーク接続でアクセスするとファイルの読み書きができるようになった。
とりあえずraspberry pi zero Wでファイルサーバーを構築できたが、ファイルの転送速度は相当遅い。アクセスも2つ以上になると厳しい感じ。
バックグラウンドでバックアップさせるとかなら問題なさそうではあると言いたかったが、この文章を書き始めるタイミングで始めた動画ファイルの保存(~500MB)がまだ終わっていないw。
raspberry piはwifi接続なので、LANケーブルに直差しすればちょっとは早くなるかもしれんけど。
結論: zeroにファイルサーバー役をさせるのは(家の環境では)厳しそう。こまめにiphoneの写真のバックアップするくらいならいけるかも。
サーボモータで遠隔スイッチでも作ろうかな。