dejerine’s blog

千葉のとある街に住むサーファーの週末日記。「海の記録」や「食」「アメリカで生活していた頃の思い出」などを気ままに書いています。

ラズパイZero WにSambaを導入してファイルサーバーを作ってみた(覚書)

新たに正規のドアカメラが設置されて、自作ドアカメラに使っていたラズパイZeroが空いたので、NASを構築してみることにした。

まずはHDDのフォーマット。バッファローの新品のHDD。2T 。6000円くらいのちょっと古いやつ。

外付けHDDをUSB接続して認識されているかを確認。

sudo fdisk -l | grep /dev/sda

パーティションテーブルの設定

sudo fdisk /dev/sda

Command…:と出るので、
1. dでパーティションを削除
2. pで現在の状態を確認
3. nでパーティション作成
3b. パーティションナンバー、1
3c. ファーストセクター、2048
3d. ラストセクター、最大値
で作成。
4. pでパーティションが追加されていることを確認。
5. wで変更を書き込む

次に、ext4でフォーマット。基本的にはmaciphoneなので。Windowsでの使用の想定なし。

sudo mkfs.ext4 /dev/sda1

マウントするディレクトリを作成。

sudo mkdir /mnt/hdd1

UUIDを調べる。

sudo blkid /dev/sda1

fstabを編集

まずバックアップ。

cd /etc
sudo cp fstab fstab.bak
sudo nano fstab

UUID=XXXX /mnt/hdd1 ext4 nofail 0 0
を最後の行に追加してCtrl+Xでnanoを保存して終了。XXXXには上で調べたUUIDを記載。スペース区切り。イコールの前後はスペースなし。

sudo reboot

再起動後、マウントされていることを確認。

df | grep /mnt/hdd1

ここからはSambaの導入。

HDDに保存用ディレクトリを作成

sudo mkdir /mnt/hdd1/storage

書き込みできるように設定

chmod 777 /mnt/hdd1/storage

sambaをインストール

sudo apt-get install samba

(時間かかる)

共有フォルダを設定
その前に、confファイルを上の階層のetcにバックアップしておく。

sudo cp -p /etc/samba/smb.conf /etc/smb.conf.bak

nanoでsmb.confを編集する

sudo nano /etc/samba/smb.conf

[share]
comment = Network Logon Service
path = /mnt/hdd1/storage
guest ok = yes
writable = yes
force user = pi

を最終行に追加してCtrl+Xで保存してnanoを終了

sambaを再起動する。

sudo systemctl restart smbd

nmbdがマスクされているのでアンマスクして再起動させる。

sudo systemctl unmask nmbd
sudo systemctl enable nmbd
sudo systemctl restart nmbd

自動起動するように設定しておく

sudo update-rc.d smbd defaults

ifconfig (またはip addr)でIPを確認しておいてそのIPにCmd+K (Mac ファインダー)または、iphoneフォルダアプリのネットワーク接続でアクセスするとファイルの読み書きができるようになった。

とりあえずraspberry pi zero Wでファイルサーバーを構築できたが、ファイルの転送速度は相当遅い。アクセスも2つ以上になると厳しい感じ。

バックグラウンドでバックアップさせるとかなら問題なさそうではあると言いたかったが、この文章を書き始めるタイミングで始めた動画ファイルの保存(~500MB)がまだ終わっていないw。

raspberry piwifi接続なので、LANケーブルに直差しすればちょっとは早くなるかもしれんけど。

結論: zeroにファイルサーバー役をさせるのは(家の環境では)厳しそう。こまめにiphoneの写真のバックアップするくらいならいけるかも。

サーボモータで遠隔スイッチでも作ろうかな。