dejerine’s blog

千葉のとある街に住むサーファーの週末日記。「海の記録」や「食」「アメリカで生活していた頃の思い出」などを気ままに書いています。

知られざる千葉の逸品!?ひしこの押し寿司

最近、個人的に秋刀魚や鯵などの青魚が俄にブームだ。

 

去年に比べて、とは言っても数年前と比べるとまだまだだけれども、秋刀魚の値段が安くなったからというのが1つの理由。

 

ここ二週間くらいは生の秋刀魚が安い時は100円、少しいいやつでも200円程度で手に入る。

 

新鮮な刺身も店頭に並んでいることもあり、ここ二週間ほど、秋刀魚が食卓に並ぶ日は二日に一回くらい。

 

 

で、秋刀魚の話ではじめておきなながらなんだけど、青魚の中でも今日は秋刀魚ではなく鰯の押し寿司に関する忘備録。

 

 

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福岡に帰った時に食べたカナギの塩焼き。また食べたいなあ…

 

三島へ行ったことがきっかけで、興味が湧いてきて、なんとなく昨日今日と通勤電車に揺られながら鯵のお寿司について調べていた。

 

調べたまとめは昨日のブログに載せた。

 

http://dejerine.hatenablog.com/entry/2018/09/18/234018

 

それで、調べている最中に、偶然、気になる青魚のお寿司を発見した。

 

その名は、「ひしこ押し寿司」

 

千葉の郷土料理で江戸時代からある歴史ある押し寿司らしい。

 

「ひしこ」というのは、カタクチイワシのこと。

 

つまり、カタクチイワシの押し寿司ということになる。

 

カタクチイワシと知ってまず頭に浮かんだのは、

 

「鰯はすぐ腐りそうだし、鮮度を保ったままというのはなかなか商品としてなりたないのでは?」

 

という興味半分の疑念。

 

そんな思いで、ひしこ鮨について調べてみたが情報が少ない。

 

んー流通は無いということか。

 

そんな中見つけた情報は、

 

・江戸時代から庶民の味として愛されてきた

 

・身が小さく小骨が多く処理に手間が掛かる魚で人気があまりなかった

 

・しかし、味が良く、栄養もあることから、地元(鴨川地区)の人々が商品開発した

 

・ネタのカタクチイワシは醤油や甘酢ベースの液に漬け込んだもの

 

・醤油につけず、ワサビだけを少し乗せて味わうと美味しい

 

・昆布がネタとシャリの間に入っている

 

などなど。

 

カタクチイワシは身が小さくて小骨が多いので寿司には向かないような気もするけど、どうなんだろう。

 

小骨さえなかれば味は絶対にいいとは思うけど。

 

あとは、鴨川産の長狭米というお米がシャリに使われているという記載もある。

 

 

因みに、長狭米は、「ながさまい」と読むらしい。

 

千葉では有名?

 

長狭米も初めて知ったお米だったので調べてみると、多古米と並ぶ千葉のブランド米とのこと。

 

多古米と並ぶ米となると美味しいに違いない。

 

 

 

閑話休題

 

ひしこ寿司はどこで食べられるか調べてみたけど、多くはなさそう。

 

唯一見つけたお店の名前は「なむら」

 

鴨川にお店があるみたい。

 

お店に行かなくても以前はネットで買えたみたいだけど、今は販売していないらしい。

 

まあ、通販は厳しいよね。

 

そんなわけで鰯の寿司について調べたことをまとめてみた。

 

 

鴨川に波乗りに行った時は思い出して、ひしこ寿司を是非とも堪能したい。